私は子供の頃から人と群れることが嫌い。
幼稚園の頃は園庭の端っこで草むしり。
小学生の頃は運動場でチョーク石探し。
1人遊びが大好きだった。
友人に誘われて行くカラオケもプリクラもフードコートも楽しいのだけど、心のどこかで「めんどくさい」と感じていた。
なにがめんどくさいのかというと、
「演じなければならないから」
そんな私がわざわざ「演じなければならない」を高校演劇で始めた。
やってて気づいた。
役を通して私は本当の私を出せていた。
舞台の上の私は本当の私。舞台を降りた私は演じている私だということが分かった瞬間、演劇一直線となった。
舞台の上では裸の心で人と群れることが出来たのだ。
演劇を始めて25年。
相変わらず1人遊びが好きで何かを纏わないと自分を出せないめんどくさい女である。
にゃーん。